緑の召喚術師/Fortress
人数:2~4人
時間:15分くらい(最後までは1時間くらいかな)
年齢:10歳~
発売:2017年
作者:フリードマン・フリーゼ
評価:私⇒B 相方⇒A
奇才?変人?フリードマン・フリーゼが送る、ルールを読まずにゲームを始めるボードゲーム。ファスト・フォワードシリーズ第2弾。「緑の召喚術師」を相方とプレイしました。
前回行った「緑の幽霊屋敷」と基本は一緒。徐々にルールが追加、開示されていきそれに従ってゲームを進める。勝利条件もその時々によって変わるので、「えぇ?次はこれなの??」といった、予測不可能性を楽しむことが大事。ネタバレしても特に問題は無いと思うのだけれど、そういった不測の事態を楽しむことがこのゲームの醍醐味の一部なので、あまり多くは言えないけれど、今作は簡単に言うと「バトル」のイメージ。カードを使って相手を攻めるorから守るといったところ。
と、こんな感じで進むわけです。はじめこのシリーズをプレイしたとき違和感しかなかったんです。というのも、この方法で正しいのか?とう不安感に苛まれてたから。迷子になってる感覚なんですね。ただ、それが「まぁいいや。迷子でも。最終的には目的地にたどり着くでしょう!」って、どこかで踏ん切りがつくと、途端にこのゲームのルールが後から開示される楽しさが垣間見れるようになります。迷子が楽しめるようになるのです。
思えばいつでもそうですが、実生活もゲームも。ルールー通り如何に完璧に行うことができるか?に焦点がいきがちですが、そうではなくて道を逸れること。その先の予期しない出来事を楽しむことも大事なんじゃないか。とこのゲームをしていてふと感じました。ここまで感じる必要はないけれど、個人的にはそうした純粋にゲームを楽しむことの大切さをふと感じさせてくれて、なんか思い入れができてしまったゲームです。
個人的にゲームシステムも前作の「緑の幽霊屋敷」よりこっちの方が好みでもあります。