クマ牧場/Bear Park
人数:2~4人
時間:30分くらい
年齢:8歳~
発売:2017年
作者:フィル・ウォルカーハーディング
評価:私⇒A 相方⇒A Mr.Jr⇒A
誰もが一度は生きていく上で「もし。クマ牧場を経営するのならこうしたいな。ああしたいな」という夢を抱く時期があると思う。もちろん私もだ。そんなクマ牧場配置の夢を叶えてくれるボードゲームが存在する。そう。その名も『クマ牧場』。そのままだ。
ルールはとてもシンプルだ。
自分が今後建設する予定の更地に、タイルを配置する。配置した場所に描かれている該当するタイルを共通ボードから新たに獲得。次の手番にまたその更地を置いてタイルを獲得。次のプレイヤーに。この繰り返し。
最終的に誰か一人が4つの更地をすべてタイルで埋めた時点でゲームが終わる。配置されたタイルに描かれたポイントがそのまま、各自のトータルスコアになりこれを競う。
ね。簡単でしょ?
Mr.Jr「これをここに置いて・・・。これをもらって。良い感じ」
相方「効率よく最適なタイル配置を目指す」
私「たしかに一番早いし効率がいい。ポイントも高そうだ。だが、その牧場には欠けているものがある」
相方「ん?なにが?」
私「それはトイレだ」
相方「は?」
私「確かに大きな見世物が効率よく配置され、お客を魅了する牧場だとは思う。しかし、トイレがその牧場にはない。トイレ。人間の生理現象を受け止める毛嫌いされるトイレ。しかし、大いなる器でもって我々人間の汚物をここまで寛大に受け止めてくれるものがかつてこの世に存在しただろうか?我々はそろそろ気が付くべきだ。トイレの偉大さに。トレイへの感謝・・・」
Mr.Jr「あと一マス・・・じゃあトイレもらおうっと」
私「トイレーーーー!!!!!」
相方「アホだ」
私のように一つの用地にトイレを3つも配するような愚かなことはしてはいけない。単に効率が悪く負けるのがオチだ。そして気が付いた時にはそのトレイすら奪われる。そう。牧場経営は非常にシビアなのだ。ゲームとしては本当にシンプルで、タイルを置いてタイルを獲得する。タイル配置に少し頭を使うので、ちょっとしたパズル要素がある。他人を邪魔するほどの余裕はないだろうから、そこまでの戦略性も必要ないから純粋にどうしようかな~みたいな感じで楽しめる。完成した各自の牧場を見て「トイレ多すぎ」みたいに盛り上がって終わることができるので大好き。これ。でもね。
クマ感少なすぎ。